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STORY 22

見慣れた顔のまま中身が変わるお菓子を、30周年という節目より『いつものものが少し変わった日』として見る。

袋を見る。

ぱんだ。

いつもの顔。

……と思ったら、米粉になってる。

そこ変わったの!?

「さくさくぱんだ」は1996年生まれ。今年で30周年。

9月15日に大きくリニューアルして、ビスケットに米粉を使うようになった。ミルク味は、米粉のビスケットに二層のチョコレート。メーカーは「お米の自然な甘み」と「かろやかな食べごこち」を打ち出している。

でも、ぱんだの顔はいる。

米粉を使ってリニューアルした『さくさくぱんだ ミルク』のパッケージ
30周年を機に、ビスケットの主原料を米粉へ変更した『さくさくぱんだ ミルク』。写真提供:カバヤ食品株式会社/PR TIMES

耳もある。

あの丸い感じも、ちゃんといる。

見た目は「いつもの」。

食べるところだけ、変わった。

こういう変わり方、なんだかいい。

30周年だから、金色にする。

箱を豪華にする。

限定味を出す。

そういうお祝いもありそうなのに、ビスケットの材料を変えた。

しかも、ぱっと見では分からないところを。

次に食べるときは、一個つまんで、そこを確かめたい。

ぱんだと目が合う。

食べる。

さくっ。

……どんなふうに変わったんだろう。

昔から知っているお菓子が変わると、「前の方がよかった」と言いたくなることもある。

でも、ずっと同じ顔でいるために、中身の方が変わることもあるのかもしれない。

……いや。

そこまで大きな話にしなくていいか。

今日は、30歳のぱんだが米粉になった。

それだけで、ちょっと面白い。

顔も、一個ずつ見てみたい。

今度は、どんな顔?