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STORY 27

全国どこにでもあるように見えるポテトサラダが、土地の食材や料理をまとったとき『ご当地』になる。その境界を惣菜売場から考える。

ポテトサラダ。

じゃがいも。マヨネーズ。きゅうり。にんじん。

だいたい、どこで食べてもポテトサラダ。

・・・・・・だと思っていた。

デリア食品の発表に並んでいたのは、

北海道はコーンとチーズ。

宮城は、ずんだ。

湘南は、しらす丼風。

関西は、しば漬けタルタル。

九州は、あごだし。

待って。

ポテサラに、ご当地ってあるの?

デリア食品の「ご当地ポテサラ」は、地域の食材や料理を取り入れたシリーズ。2026年9月には新たに6品が、それぞれの販売エリアに登場した。静岡の焼津産鰹節を使った一品もある。

しらすと卵黄ソースを盛り付けた湘南のご当地ポテサラ
湘南名物のしらす丼を、しらすと卵黄ソースでポテトサラダへ移した一品。写真提供:デリア食品株式会社

ここで少し分からなくなる。

北海道産コーンが入ったら、北海道のポテサラ?

しば漬けが入ったら、関西?

しらす丼をポテサラにしたら、湘南?

じゃあ、明太子を入れたら博多?

野沢菜なら長野?

・・・・・・いけそう。

いや、何が「いけそう」なんだ。

そもそもポテトサラダ自体は、土地の郷土料理というより、全国の惣菜売場にいる日常のおかずだ。

だから逆に、何を入れても受け止められるのかもしれない。

じゃがいもとマヨネーズの白いところへ、その土地らしいものをひとつ。

急に旅を始める。

面白い。

でも、ここで「ポテサラは土地を映す白いキャンバスだ」とか言い始めると、ちょっとやりすぎな気もする。

ポテサラだし。

とりあえず、ずんだ味がいちばん気になる。

甘いずんだと、しょっぱいポテサラ。

・・・・・・合うの!?